サーフィンを始めたいと思っても、まわりにやっている人がいなくてどうしたら良いかわからず不安な方は多いと思います。
私は十数年前にサーフィンを始めました。友人からサーフィンをやろうと誘われたことがきっかけです。その友人は既にサーフィンをしていませんが、私はハマってしまいました。仲間はすぐにやめてしまいましたので、初心者の頃からほとんど毎回一人で海に行っていましたが、今でも楽しく続けられています。
この記事では、これからサーフィンを始めようとしている方や初心者の方で、私のようにまわりに仲間がいない方のために、私の経験からアドバイスなどを書きたいと思います。
目次
情報を得ることに関して
情報を得ることに関しては、今はインターネットという強い味方がいます。必要な道具、技術に関すること、波に関することなど、初心者の方が必要とする情報は、調べればだいたいあります。このサイトにもどんどん書いていきます。
また、各サーフポイントやその波情報は、有料波情報サイトに登録することにより、詳細な情報が得られます。そのポイントの危険箇所などの情報もあったり、波予想の概況などは、毎日見ていると気象と波の関連性などもわかり、非常に勉強になります。
「この風向き、天気図だとこのポイントが良さそう。」など、ある程度は予想できるようになります。始めるなら登録した方が良いと思います。
BCM波情報、なみある?、波伝説というサイトなどが有名だと思います。スマートフォンにアプリをダウンロードして登録します。
この波情報の見方などは、今後また記事にしたいと思っています。
スクール(レッスン)は必要か?
私には師匠と呼べるような人はいません。技術面に関する知識は、すべてネットや書籍、DVDなどで学び、海で実践しました。スクールも受けたことはありません。完全に独学です。
私はいまだに高度な技はできませんが、自分が気持ち良く波に乗れるようにはなりました。コンテストに出ることもありませんしプロではありませんから、趣味の範囲でやる分には、結局は自分が満足すれば良いと考えます。気持ち良く波に乗れるようにはなれましたので、それで良いと思っています。
ですから、スクールに入ることは必ずしも必要でないと考えます。技術的な「情報」が知りたいだけならネット、書籍、DVDなどでも良いと思います。
ただ、スクールには、以下のような方には大変メリットがあると考えます。
- ネットや書籍、DVDなどを見ても何から練習すれば良いか、全くイメージできない方
- ある程度サーフィンをやってみたが、どうしてもここがうまくいかないなどの改善したいポイントがはっきりしていて、それがネットや書籍、DVDで解決できない方
- 自分のサーフィンを見てもらい、意見やアドバイスが欲しい方
1は、自分で課題が見つけられるようになるまで、ある程度の回数通う必要があるかもしれませんね。2や3の場合は、1回のスクールでも人に見てもらうのは非常に効果的で、上達も早くなると思います。
サーフショップやローカルサーファー
サーフショップやローカルサーファーと知り合いにならないとダメか?という疑問を持っている方もいると思います。
私は通っているサーフショップもありませんし、良く行くポイントのローカルサーファーの方も誰も知りません。それでも楽しくサーフィンしています。
様々なポイント(県外も)に入らせてもらっていますが、波情報が出ているようなメジャーなポイントで、ただ海に入っているだけで怒られたり、嫌がらせをされたことはありません。メジャーなポイントならマナーを守って入ればどこでも入れると思います。
ですから、無理に知り合いになろうとしなくても大丈夫です。
ただ、サーフショップの店員さんと仲良くなったり、ローカルサーファーと仲良くなれば、更に楽しくなるかもしれませんね。いろんな情報が聞けたり、地域によっては、ローカルサーファーしか入れない秘密のポイントがあるなどのウワサを聞いたりします。そういうポイントにも入れたりするかもしれません。
また、サーフポイントによっては、そのポイント周辺に住む地元住民の方々と駐車場やごみ問題などでトラブルを抱えている場合があったりします。その場合、サーフショップやローカルサーファーの方々が地元自治体と協議してくれたり、清掃したりしてそのポイントでみんながサーフィンできるよう守ってくれたりしています。
無理に仲間を作るようなことはしなくても良いですが、時々そのポイントのサーフショップで買い物をするとか、海にいる地元の方にあいさつをするなどは心がけて行なった方が、自分も気持ち良くサーフィンができると思います。
一緒に行く仲間は必要?
誰かと一緒にサーフィンに行った場合のメリット・デメリットをあげてみます。一人で行く場合は、メリット・デメリットが逆になります。
メリット
- 始めての方には心強い。
- 仲が良ければ、行く道中も楽しい。
- 溺れた時など、緊急時に心強い。
- 自分のサーフィンを見てもらえる。
- サーフィンを続けるモチベーションを維持しやすいかも。
やはり、仲の良い人となら何をやっても楽しいですよね。あとは、緊急時に心強いというのは大きいと思います。ただ、メジャーなポイントに行けば、必ず誰かいます。何かあれば誰かが助けてくれるから大丈夫と私は勝手に思っています。
それよりも、私は、海での事故より道中での交通事故の方が起こる確率は高いような気がしています。サーフポイントのすぐそばに住んでいるようなうらやましい方以外は、1時間以上車を運転してサーフィンに行く場合もあると思います。
同行者がいれば、疲れて居眠り運転なんてことにならないよう交代することもできますし、やはりメリットはありますね。
デメリット
- 入るポイント、帰る時間など同行者に気を使わなければならないこともある。
- あまり多人数で一か所にまとまって入ると嫌がられる。
デメリットの方が少ないですが、「同行者に気を使わなければいけない」というのは、上達の妨げになる場合があるかもしれません。
一人ならどのポイントに入るのも自由(自分に合ったポイントを選べる)、いつ入っても良い(良い波の時間帯を狙って入れる)、帰る時間を自分で決められる(好きなだけ練習できる)、少しでも良い波に乗るには重要なことだと思います。
また、多人数で入るのはあまり好ましくないと言われています。
極端な例で言うと、「5人グループで全員ロングボード、ワイワイしゃべりながら入り、波に乗りまくる。」こういうのは最悪です。ロングボードは波を取りやすい上、大きいのでただでさえ邪魔者扱いされがちです。
騒いではいけないルールなんてありませんし、波は乗ったもん勝ちみたいな部分も正直あります。
ですが、波をシェアする気持ちや、分散して入る、静かにするなど他人を思いやる気持ちがないと歓迎はされません。
まとめ
私は人見知りなところがあり、自分から進んで仲間を作るようなことはなかなかできませんでしたが、ある程度までは上達し今でも楽しくサーフィンを続けています。
現代は情報収集も簡単ですし、ルールを守れば他人(サーフショップやローカルサーファーなど)にどうこう言われることもない、あとは自分が寂しいとか心細いとかなければ、一人でも十分楽しめますよ。