ソフトサーフボードに滑り止めシート(クリアデッキ)を貼ってみた。これでワックス不要に。

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近年、やわらかい素材を使用したソフトサーフボード(スポンジボード)が流行しており、サーフショップや大型スポーツ用品店などでも、売られているのをよく見かけるようになりました。

ネットなどでも、最近のソフトサーフボードは「高性能」だとか、「面白い」、「テイクオフが早い」といった広告をよく目にするようになりましたので、見ているうちに自分も試してみたくなり、数あるソフトサーフボードの中から、WATER RAMPAGE(ウォーターランページ)のBLACK JOKE(ブラックジョーク)というモデルを購入してしまいました。

今回、そのWATER RAMPAGE(ウォーターランページ)のBLACK JOKE(ブラックジョーク)に滑り止めシート(クリアデッキ3X+PLUS)を貼りましたので記事にしてみました。

ソフトサーフボードの滑り止めについてお悩みの方などの参考になればと思います。

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ワックスでソフトサーフボードの魅力が半減

私の購入したウォーターランページ ブラックジョークは、少しザラザラしていて一見ワックス不要に感じますが、実際は、「ワックスなしで乗れないこともないが、やはりパドリング時やテイクオフ時に滑りそうになるので気を遣う」という感じでした。

そのため、数回はワックスなしで使用していましたが、やはり滑るので我慢できずワックスを塗り始めました。

ところが、普段から滑り止めシートを貼ったボードを使用している私(よろしければこちらの記事(サーフボードがワックス不要に。ワックスシートを比較。貼り方や滑り止め効果など)もご覧ください。)には、ワックス不要があたりまえになっていたので、だんだん塗るのが面倒になってきて、次第に使用回数が減ってきました。

私にとって、ソフトサーフボードは普通のサーフボードのように割れたりしないので、気軽に車に積んだり、持ち運んだりできる「手軽さ」が魅力でしたが、「ワックスを塗る手間」が増えてしまったことにより「手軽」でなくなり、魅力が半減してしまったのです。

クリアデッキならザラザラ面にも貼れた!

なんとかソフトサーフボードもワックス不要にできないか、いろいろ考えました。

ソフトサーフボードのデッキ面は、ザラザラや細かいデコボコがあるものが多く、滑り止めシートを使うことは、最初から諦めていました。

通常、ステッカーなどはツルツルした面にしか貼り付けることができません。ザラザラ面ではステッカーが密着しないため、すぐ剥がれてしまいます。

これは滑り止めシートでも同じで、一般的なポリエステル樹脂のサーフボードのデッキ面はツルツルしているので密着しますが、ザラザラしたボードでは剥がれやすい、もしくは貼れないのが普通だと思っていました。

実際、私が通常のボードで使用しているクリスタルグリップという滑り止めシートは、WATER RAMPAGE(ウォーターランページ)のBLACK JOKE(ブラックジョーク)には貼れませんでした。貼って剥がせる付箋のような感じの貼り付き具合で、まったくダメでした。

なので、「ワックスを塗る」「滑り止めシートを貼る」以外の滑り止め方法として、デッキ面にヤスリのようなもので傷を付けて細かい凸凹を作る、はんだゴテで溶かして網目状に線を引いて凸凹にする、などノーワックスで使う方法をいろいろ考えましたが、ボードが破損する可能性が高いですし、見た目もおそらく悪くなります。

そんな時、クリアデッキのホームページに、

マットフィニッシュ(ザラザラな表面)の板。これはもっとも主流となるザラっとした表面が特徴である仕上がりの板。クリアデッキが持つ粘着強度なら何の問題もなく貼り付けが可能。

クリアデッキホームページ:http://www.clear-deck.com/3X.html

という記載を見つけ、その他、ネットの情報から、ソフテックのソフトサーフボードに貼り付けている方のブログや、ボディボードに貼って使用している方もいるなどという情報もあり、もしかしたらいけるかもしれないと思い試してみたところ、見事貼り付けることができました。

実際に貼ってみた

ワックスを落とす

滑り止めでワックスを塗ってしまったので、ワックスを落とします。

油分が残っていると、すぐ剥がれてしまうので重要な工程です。

通常のサーフボードと同じように、スクレーパーで大まかにワックスを取りたいところですが、ソフトボードなので傷付くおそれがあるし、それほどコテコテにワックスを塗ってはいませんでしたので、スクレーパーは使いませんでした。

ヒートガンで大まかに取る

今回もヒートガンを使いました。ワックスをとろけさせてふき取る作戦です。

ヒートガンは、超強力なドライヤーという感じで、やけどするほどの熱風が出ます。ワックス落としには欠かせません。作業スピードが全然違います。

ただ、今回はソフトボードなので、ボードまでとろけないように、熱風を当てる時間に注意しました。

パーツクリーナーと歯ブラシで仕上げる(自己責任で)

ワックスが大まかに取れたところで、次は、自動車整備などで使われるパーツクリーナーを使いました。

パーツクリーナーは、強力な脱脂能力があるので、ワックスの油分を確実に取り除けるのですが、溶剤が含まれているので、ゴムやプラスチックには使えません。注意書きにも金属のみに使用できると書かれています。

なので、ソフトサーフボードに使うとボードが溶ける恐れがあります。ミクロレベルでだと思いますが。

ワックスを塗り直したり、汚れたワックスを取り除くという目的なら、ヒートガンのみで「ワックスをとろけさせてふき取る」を繰り返せば良いかもしれませんが、今回の目的は、滑り止めシートを貼るので、完璧にワックス(油分)を取り除きたいのです。

試しに、デッキ面の隅っこにパーツクリーナーをシュッと吹き付けて拭き取り、デッキ面の状態を確認したところ、その部分のツヤがなくなりました。

表面が溶けていると思われますが、このくらいなら見た目に影響はないと判断し、パーツクリーナーを使うことにしました。もしかしたら、長い目で見ると、汚れの付き方や耐久性には問題が出てくるかもしれません

このボードのデッキ面は、ザラザラしているので、細かい溝にワックスが詰まっています。パーツクリーナーを吹き付けながら、歯ブラシで掻き取ってワックスを取り除くことにしました。

デッキ面のセンターに線が描かれていますが、それもパーツクリーナーで消えてしまいました。ですが、確実に脱脂するためには仕方ありません。

半分終了。

きれいになりました。

仕上げに、厚手のキッチンペーパーにパーツクリーナーを吹き付け、滑り止めシートを貼り付ける面全体を拭き上げます。使い古した布などを使うと、布に油分があれば油分を塗り広げてしまうので、キッチンペーパーを使いました。

以降、滑り止めシートを貼り付ける部分には、油分が付かないよう素手では一切触りません。

滑り止めシートを貼り付ける

貼る前にシートをボードに並べ、ある程度の位置決めをしてから貼り付けていきます。

剥離紙の一部を剥がして貼り付け、空気が入らないように端から圧着しながら剥離紙を剥がしていき、貼り付けます。

シートの粘着面に触れると、手の脂分で粘着力が落ちるため、粘着面には絶対に触れずに貼っていきます。

滑り止めシートは、素手で擦ると痛いので、圧着は、剥がした剥離紙を指に巻いてシートを擦りました。

全面に貼り付け終わりました。

ボードサイズは、5’0”×22”×2 3/4ですが、丸型10㎝を20枚使いました。ボードの真ん中辺りからノーズ側は、ドルフィンスルーのときレールを掴むのでレール付近まで貼り、テール付近は、シート節約のため、足を乗せる部分(デッキパッドのサイズくらいの面積)だけ貼りました。

貼り付き強度ですが、シートの縁の部分を爪で軽く引っ掻いて剥がそうとしても、簡単には剥がれてきませんでしたので、この段階では問題なさそうです。

あとは、実際に使用しての耐久性です。

私のソフトボードにも貼れた

実際に海で使用してみましたが、普通のサーフボード(PUのサーフボード)に貼った場合と同じように使えました。

パドルで体が擦れても、足を踏み込んでも剥がれてくる気配がありません。

まだ数回しか使っていませんが、耐久性は、おそらく普通のサーフボードに貼ったときと同じような感じになると思います。

縁が少し剥がれてくることはあると思いますが、「ベローンと大部分が剥がれてきて使い物にならない!」といった事態にはならないでしょう。

ただ、もしかしたら剥がせないかも

問題なく貼り付いているので良かったのですが、もしかしたら、新しいものに貼りかえたいと思ったとき、普通のサーフボードと同じ感覚ではシートが剥がせないかもしれません。

せっかく貼り付けたのでやっていませんが、これだけ強固に貼り付いているので、無理に剥がすとシートの粘着面にソフトボードの表面の素材がくっついて剥がれてきそうな気がしています。

私のこのボードの使用頻度では、当分の間剥がすことはないでしょうが、剥がしたくなった場合はこの点に注意しなければならないと思っています。

ヒートガンで粘着面を温めながら剥がすなど、ボードを破損させない工夫が必要になるかもしれません。

おわりに

私のソフトボード(ウォーターランページ ブラックジョーク)には、滑り止めシートのクリアデッキ3X+PLUSは貼り付けることができました。

他のソフトボードでは、素材の違いやデッキ面の状態などで貼り付かない場合もあると思います。

自分のソフトボードに使えるかは、例えば、普通のサーフボード用としてクリアデッキ3X+PLUSを購入し、一部を小さくカットしてソフトボードの目立たない部分に貼ってみて、貼り付き強度を確認してみると良いかもしれません。

また、ソフトボードへの滑り止めシートの使用は、剥がすことも考慮して検討する必要があるかもしれませんので、シートの購入、使用などは自己責任でお願いします。